ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

消費するだけの社会

民放のテレビをみているとCMがたくさん流れる。

 

車、携帯、化粧品。などなど。必要なものもあるだろうけど、本当は買わなくてもいいものもある。特に都心において車は特に必要ない。電車、地下鉄、バス、はたまたシェアカーなど、公共的な乗り物が充実しているからだ。

 

僕は日本の社会における、消費をすることが美徳だという考え方に最近疑問を感じている。

 

自分の人生に本当に必要な物はいったいなんなのだろう。それは他人から与えられるものではなく、自分で必要だと考えて手に入れるものではないだろうか。

 

確かに便利なものはたくさんある。でもそれは他人が考える必要なものであり、自分で考えた必要なものではない。これだけ価値観の多様化した時代、一人一人がネットを使って自己主張できる時代、画一的な価値観というのはなんだかおかしい気がする。

 

ある人はお金では買えないものを大切にするだろうし、ある人はお金で買える物を大切にするだろうし。

 

その中で僕はお金では買えないものを大切にしていきたいと思う。

 

それは人と人の間で生まれる信頼だ。

 

それは目にはみえないものであり、感覚的な要素が大きい。あの人ならばここまで言える、とか、あの人ならば任せて安心だ、とか。そういう数字には表せないものこそ、生きていく上で必要なものだと僕は思う。

 

人間には余裕があるときと、余裕がないときがある。日々状況は変化するし、突然不幸が舞い降りることもある。そんなときは余裕がある人から少し助けてもらえばいいし、今度自分の余裕ができたら、その人に返してあげたらいい。

 

支える。支えられる。そうやって僕は生きていきたい。

 

そして、そんな温かみのある関係性の中で僕は人生を過ごしたい。

 

信頼関係を築くというのはなかなか簡単なことではない。相手がまだどんな人物か分からない状態では、手探りの状態からスタートする。会話や雰囲気、相手の主張を少しずつ味わうことにより、少しずつ信頼が深まっていく。そして相手がちゃんと約束を守ったり、嘘をつかなかったり、多くの経験の蓄積を重ねた結果、継続的な信頼関係が生まれる。

 

それを作り上げるには多大なる時間が必要となるが、誠実なる関係性を築いていけば必ず到達できるものだと思う。人と人の考え方は違えども、認め合うことはできると思う。

 

深く狭くが僕のモットーなので、そうやって出来た友達と友達をつなぐことも楽しい。向こうにしてみたら、僕が一人リクルートエージェントになるわけだ。僕が知らない情報や技術を友達は持っている。僕にはその人を助けることは出来ないかもしれないけれど、別な友達を紹介できるかもしれない。

 

そういう紹介の仕方はとてもいいことだと思う。

 

僕は、継続的な信頼関係という目にはみえないものを大切にしていきたいと思う。