ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

消費社会

我々はいま消費社会に生きている。使いっぱなしの社会とも言えるだろう。例えば我々は電気を使うが、誰も使った分は再生産しない。つまり使いっぱなしである。

 
こんな世の中の行く末はどうなるのだろう。
 
それはエネルギーの枯渇である。我々は無限にエネルギーは存在すると思っているが、いつかはなくなってしまう。そのような他者に対する依存性の高さが、自立を阻害するとも言えよう。もし石油が入ってこなったら。野菜や果物が輸入されなければ?人間は他の動物とくらべて、道具を使い、自分たちの生活を豊かにしてきた。その行き過ぎた欲望は留まることを知らない。
 
メディアが、企業が、消費者の欲望を刺激して、無理やり消費者を作り出している。
 
何もなければ、何も見なければ、本当に必要なものしか欲しいと思わないはずだ。
 
経済発展という言葉を武器に企業は消費者を作り出すが、そんなことをやっていれば最終的に地球の資源を使い果たすことになるだろう。新たにエネルギーを作り出せばいいというかもしれないが、作り出してしまうからこそ消費してしまうのであり、問題は本当に必要な分を我々は消費しているのかどうかということにある。
 
生きていくのに必要なものしか本当は必要でないのだ。
 
じゃあ僕の理想的な生活とはどういったものになるだろう。
 
それは、人間も地球環境の一部となり、環の中のいるような生活だ。具体的にいうと、農業を営んだり、家畜を飼うことによって食物の生産活動を行い、出来る限り自分たちの食事を自分たちでまかなう生活だ。他者への依存度を極力減らすことにより、他者に何かあっても大丈夫なようにしておくのだ。明日もきっと同じような生活がやってくる。何かが生まれ、何かが死んでいく。そういう大きな自然界の環の中に自らを置きたい。
 
そもそも人間は地球という惑星に住む生き物の一種に過ぎず、万物の王でもなんでもない。ただ利用能力が高いだけだ。
 
ただ使うのではなく、自ら生産する。生産する気がないのなら自分の必要以上の消費は避けるべきだ。他のどの動物にむやみやたらに殺生をする動物がいようか。人間はそのバランスを崩そうとしている。