住む家にも困るくらいお金に困ってるんですなんていう人がたくさんでてくる。
僕はお金がないことが不幸だと思うのではなく、頼りになる友人、家族が彼らにはいないということが不幸であるように思える。たいてい区役所なんかにいって生活保護受けるか受けないかっていう話になるんだろうけど、お金を貰ったところで今後の未来は一緒ではないだろうか。生きてるか死んでるか分からないような、同じような生活が続いていくのだ。
お金で何でも買える。食べ物も買える。住処も手にいれられると思う。でもそれだけでは人間悲しい。そしてたった一人の労働で生きていけるほど世の中は甘くない。なぜなら都会にはシステムというものが存在していて、全ての労働は一時間いくらという金額になってしまう。病気やケガで働けなくなったら一銭も貰えない。温情なんて存在しない。
そこに家族や友人がいる人はどうだろう。病気やケガで働けなかったら、僕が代わりにお金を稼ぐねとばかりに助けてくれる、介抱してくれる。人間通しの支え合いってのはそういうことじゃないか。困ったときはお互い様。我々は常に幸福、順風満帆ということはあり得ず、嵐も大波もくぐりに抜けていかねばならないのです。
働いた分だけお金をだして、あとは知りませんっていうだけじゃあ、困ったときに困るでしょう。
人は人と繋がってなんぼ。ただ繋がるだけじゃなくて、信頼のおける友人、家族と密な信頼関係を作れるかどうかが大切だと思う。お金を増やす努力よりも、信頼関係を作る努力をすべし。
誠意ある人間になるべしということ。