ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

最近気になる人三宅洋平さん。

山本太郎さんが当選したということで、色々調べてたら、三宅洋平さんという方が出てきた。

 
ミュージシャンであるらしく、参議院の比例代表で立候補したという。結果は落選だったらしいが、十七万票近く入ったらしくムーブメントが起きていたんだなと思った。
 
ということで動画を色々調べてたら、選挙期間中に選挙フェスと称して色々なとこでライブAND演説をしていたらしい。
 
 
やはりステージ慣れしてるミュージシャンだけあって、観客を盛り上げるのがうまいし、まるでラップを聞いてるかのような言い回しであった。
 
選挙が終わったら背中に彫り物をするといっていた。吾唯足知。吾、唯、足るを知る。私はただ足りていることを知っている。この瞬間スパークして、ああこの人は僕と考え方が似ているなと思った。これはつまり、足りていることを自分は知っているということなんだけども、竜安寺の井戸にこういうモニュメントがある。
 

f:id:noma9289:20130725192301j:plain

 
 
僕はこれを中学のときの修学旅行でみて、感銘を受け、あまりに感動したので自分で色紙を買ってきて書いたほどである。
 
人の欲望はどこまでも続く。しかし、本当に必要なものを理解しているのだろうか。マスメディアからくるコマーシャル、扇動のせいで感覚がマヒしてないだろうか。すぐモノは捨てる。すぐ人間関係を諦める。何事もすぐ消費、使えなくなったらゴミ箱いき。生きるために必要な分だけあれば本来生きていけるんじゃないだろうか。そのための戒めとしての、吾唯足るを知る、なんだと思う。ケチになれとかじゃなく、貧乏しろとかじゃなく、普通に健康に仲良く暮らせればそれでいいだろうと思う。生き物としての人間がこの地球で生きていくためにはそういう意識が必要なのだ。
 
僕がそのために必要なのは人と人が繋がることだと思う。繋がりを恐れ、お金で全て解決しようとする、それこそが問題だ。我々は一人で完璧ではない。しかし完璧ではない我々が協力しあえば大きなことができる。ただ都会には人があまりに多すぎるためにそういうことが理解できないだけだ。もっと少人数、例えば10人か20人くらいの規模ならばそういうことは可能なんじゃないかと思う。
 
先日カンブリア宮殿をみていたら稲森和夫が出ていて、JALの再建の話をしていた。それによると各部門ごとに収入と支出の責任を持たせ、行動させたことにより、コスト感覚が身に付き、無駄遣いが減ったという。
 
責任ある小規模グループが連結して一つの大きな共同体を築くというのが最も効率がよいと思う。必ずしも人が集まればいいということではなく、効率よくかつ、うまく機能するような仕組みたるものが必要なのだと思う。