ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

成長ってなんなのよ

日本はまだまだ成長出来る。いまは止まっているがまた動き出す。それはきっと大量にモノを作り出して、とにかく売りまくる、という世界に縛られてるのだと思う。多くの人に利用してもらって多くのお金を頂きたい。それが多くの人が思う、経済上の成長ということだ。多くの利益を得る。そこに力点が置かれてる。

 

ちょっとまってよ、成長ってそんだけかと思う。そもそもたくさんのモノを作り出すためにたくさんのエネルギーが失われる。人によっては機械同然の仕事しかない。ノルマをただ課すという組織体になる。

 

成長というのはそういうことだけじゃないと思う。

 

人間としての成長はどうなるんだろう。誰かが困ってたら手を貸す、食べ物を無駄にしない、礼節を尽くすという人と人の関係性における成長。はたまた人と自然界との関係性など。

 

結局今の経済成長にはそういうことは含まれてない。組織の上の人はただ数字やお金が欲しいだけなんだと思う。だれが人間として成長してようがいまいが、企業体にとっては関係ないのだ。その人がどれだけの数字を挙げられるか、結果をだせるかということしか考えてない。

 

利益を求めるのは企業が存続していく上で大切なことだが、今のようにジャンジャン作って、ジャンジャン捨ててく世界は何だかおかしなことだとおもう。この世界がずっと続いていくとは思えない。

 

物は豊富に溢れており、食べ物に困ることもない。ただ金儲けだけのためではなくて、我々が心地よく生きていくために必要なことを考えていくべきなのだ。

 

ぼくが考えるのは小規模コミュニティの増加だと思う。少グループによる生活。我々は身近な人と触れ合い生活することによって生活のささやかな喜びを得ると思う。昔でいうところの三世代同居だろうか。いまや東京ではなかなか難しい。家も高いだろうし、土地もない。ゆえに田舎であったり、海外であったり、そういったところでの小規模コミュニティの創出こそが鍵かなと思う。なにかそのグループを結びつける何かがあれば望ましい。何か一緒にやるから協力しあうし、仲が良くなるし、少し嫌な事があっても生活するのだ。具体的には野菜を作るであったり、家具をつくったりなど。

 

自分は一人では生きられない。しかし、何億人の力を借りなくては生きられないわけではない。十人ほど周りにいればそれはなかなか心地よい暮らしが出来るんじゃないだろうか。

 

いまや外部の依存度が高すぎる。かといって一人で生きるのも辛い。何人規模で生きるのが心地よいのだろうかという話だ。そして生活としての苦労や喜びをみんなで味わい、祝いの酒を酌み交わしたい。