ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

人が生まれるとき

人間が生まれたときっていつだろう。多くの人はオギャーって赤ん坊が産まれたときだというだろう。

僕は違うと思う。精子と卵子がくっついて受精したときだと思う。受精したからこそ細胞分裂が始まって、子供が子宮で成長して産道通って産まれてきたのだ。

つまり男が覚悟を決めて(決めてない人もいると思うが)、子供を作ろうと決めたときに子供が生まれたのだ。

実際僕にはそれがあった。今でも覚えているあの瞬間。ゴムをつけずに覚悟を決めたとき、僕の人生は決定され、移動したのだ。そして、その結果子供が産まれたのだ。

男の分岐点は結婚ではなく、ゴムをつけずに行為に及ぶかどうか、そこにあると思う。

なぜなら結婚なんてものは社会が生みだした制度であり本能ではない。人間が命を燃やし、情熱をたぎらせるのは制度ではなく本能である。

社会制度に縛られる人間の本能のなんたる弱きことか。僕は内側から湧いてくるこの感情、憎悪、愛情に対して敬意を表したいと思う。そしてそれらを表そうと努力している芸術家に深い感動を覚える。