赤ん坊はすぐ泣き出す。耳をつんざくような鳴き声である。大人がこれだけの声量で泣いたらとてもスッキリするのではないだろうか。
家族が出来たことにより、無責任な行動はなかなかできなくなった。とはいえ自分としてはチャレンジングな人生を歩みたいし、やりたいと思ったことはやっていきたいと思う。
何処かにいきたいとかそういうことではなく、自分と他人、社会、地球環境との付き合い方を模索する旅だろうと思う。
子供時代が一番平和で安全で自由だった。それは親が頑張ってくれていたんだなと思う。傘をさしてくれていたんだと。
この年になってやっとそういう気持ちが芽生えてくるのだから、若い時というのはどれほどいい時代か分からない。
やがて死にゆく私はこれからどんなことを体験出来るだろうか。いまは準備期間だと思う。最後は強い意思でなんとか行動を起こしていきたい。
優しい環の中で努力して、報われたい。
しかるに今日の日本においてはその環があまりに大きすぎて、自分がしたことが返ってきてるのか分からなくなっていると思う。人間には適切な環の大きさがあり、それはなるべくこじんまりしたものの方がいいと思う。人が顔と顔を付き合わせて回していける規模のレベルだ。あまりに顔と名前が必要ないことが多くなってしまった。
