夜の数時間ほどでこの本を読みました。いまはKindleがありますからサクサクっと買ってサクサクっと読めてしまいます。見たことある内容もあったのでブログからそのまま転用している部分もあるようです。
"・「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」「老後に備えなければ」「貯金しなければ」……「こうあらねば」が人を追い詰めている。
・お金があればみんな幸せになるんだろうか?"
家のこととか、家族のこと、仕事のこと、お金のことについてphaさんが持論を語るという内容になってます。phaさんというのは35歳くらいの京大卒の自称ニートの方です。完全に現代ではアウトローに位置する方ですね。世間一般的には京大なんて出たらエリートコースなんて思うかもしれませんが、就職もせず現在はシェアハウスで気ままな生活をしているようです。ニートといってもお金はある程度必要なので、ブログや執筆活動、友達のペットの世話などで年収100万円ほどは稼いでいるようです。
Phaさんが言うには、いい大学にいって、いい会社に入って、結婚して、子供育てて、家を買って、という決まり文句的な成功や幸せの常識こそが現代人を生きづらくさせているのではないか、ということだそうです。
確かにそれだけが成功であり幸せではないと思います。そのレールに乗れなかったら落伍者なのかというのも違うと思います。本当に幸せかどうかはそれぞれの人が決めることですから。
Pha さん曰く、生きる上で大切なのは、他人との関係性を保ち続けること、自分が何が好きか把握すること、の二つだそうです。
インターネットを使えば見知らぬ誰かと繋がることも出来ますし、シェアハウス仲間を探すことも出来ます。誰かと一緒に住めば家賃も浮きます。
そして自分は一体何をしているときが楽しいのかということを把握しておけば、それを仕事にすることも可能であるし、またあまりお金を使わずとも楽しみを見つけることができる。
別に会社にいってバリバリ仕事しなくても生きていける方法はあるのではないか、もっと気楽に生きようよ、という内容の本でした。
Phaさんは執筆の時間はたっぷりあるのかわからないのですが、思ったより文章が長かったです。