今朝、嫁さんからこんな話をきいた。
なんでも昨日みたテレビの話。ミキハウスに勤めている人が自転車で世界一周どうしても行きたかったらしく、旅にでたらしい。
旅の途中で、アフリカのある村で病気にかかってしまった。でも村のお医者さんがいい人で、村にとって貴重な薬を処方してもらって一命を取り留めたとのこと。本当に薬がなかったらしく、残り6本ぐらいしかなかったものを全部処方してくれたらしい。
その旅のあらましを日本に帰って本にして書いたところ、よく売れたらしい。そのお金をアフリカの村の人たちに使いたいと思って、井戸ほったり、病院作ってあげたりしたらしい。
なんかいい話だなと思った。
見知らぬ外国人旅行者に対して優しくしてあげたアフリカの人たちもいいなぁと思うし、その恩を忘れずに覚えていて、返しにいった日本人の人もいいなぁと思ったんです。
人の縁ってあると思うですね。全員に対して感じるものではなくて、特定の人に対して感じるものだと思うんです。それは近くにいる人かもしれないし、遠くにいる人かもしれない。なにかのきっかけで出会って、強い結びつきを心のなかで感じる。アフリカの村に恩返ししたいってこの日本人が強く思ったのも、自分の中でこの村の人達に強い結びつきを感じたからなのかなと思ったんです。
運命の赤い糸ではないですが、薄い糸であっても僕と誰かはつながっていて。いつか出会うときを待っているもかもしれません。