警察との思い出はあまりいい思い出はない。安心してください。犯罪歴があるわけではないよ。今のところ。
〜回想シーン〜
僕は帰りの目黒駅で、山手線の路線図をニヤニヤしながら見ていた。南下して五反田に行くか、北上して家に戻るか悩んでいたのだ。五反田が学生にとってどんな街かは説明致しません。
すると、いきなり熊みたいな大きな身体をした私服の二人組に囲まれたのだ。
「警察ですけど、荷物見せてもらっていいですか?」
目の前を見ると警察手帳。
•••••••
数秒考えた後に僕はこう考えた。
「うん、これは何かの間違いに違いない。あるいは詐欺だろう」と。
というのも彼らは私服だったからだ。警察なら制服をきてるハズ。当時テレビで詐欺事件がよく報道されていた。僕の荷物を盗む気じゃないのかと思ったのだ。
ということで逃げようとした。
しかし逃げられなかった。「チョチョチョ!」って熊達に道を遮られたからだ。
結論から申しますと、彼らは本当に警察であった。なんでもこの辺りで犯罪があったらしく、怪しい人物に声をかけているらしい。ニヤニヤしてたのがまずかったかな。
警察の人も二郎を知っているらしく、さっき二郎行ってたんですよ〜なんて言ったらジロリアンなの?という感じで盛り上がった。
そしてこの話をその日の英会話学校で講師に話したら盛り上がった。とりあえず逮捕って英語でなんていうのか調べて、
「hey john, I was arrested today ~」
今日逮捕されちゃったよ〜、テヘペロ、的な感じで。
「What's!?」
ってなったけど、詳しく説明したら、ああそれは逮捕じゃないよね、っていう話になったのだった。
〜回想シーン終わり〜
そう、警察とはあまりいい思い出がない。これからもいい思い出を作れそうにない。あの百円、おじさんネコババしないだろうな。