ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

子育てしたら不幸になる?

ツイッターでフォローしてる方がこんな記事をあげていました。
 
It turns out parenthood is worse than divorce, unemployment — even the death of a partner

http://t.co/5k47bQhUuP

 
離婚とか失職、パートナーの死去よりも初産を経て子供を育てるということは不幸になる、というものだそうです。
 
これはわりと納得できます。
 
というのも初産であるがゆえにどう子供に対処していいか分からず、自分がやりたいことや仕事も出来ず、旅行も行けず、最初の3ヶ月間は赤ちゃんのお腹が三時間ごとにすくので、夜も満足に眠れないからです。これはリア充生活を送っていた方にはかなりキツいと思います。
 
僕は子育てというのは、これまで都会の人たちが作り上げてきた社会の仕組みとは全く異なるものだと思っています。
 
非効率ですし、自分の思い通りにはなりませんし、うるさくて迷惑なのです。
 
つまり、これまで仕事を頑張ってきた人がいきなり子育てするというのは、自分たちが正しいと思ってきたこと、論理的であり、効率的であり、コントロール可能であること、という世界から、感情的であり、非効率であり、コントロール不可能な世界にいきなり突入することだと思うのです。
 
そりゃ戸惑うし、さんざんおめでとうって周りから言われてきたから幸せに違いないって思いますよね。
 
実際、そこまで単純じゃないですね。こんなに子育てって大変だったのか!と思うことばかりです。自分の今まで信じてきた価値観も捨てなければなりません。
 
逆にどうすれば子育てを前向きに受け入れられるのでしょう。
 
技術的な話でいえば、事前にこのような状況になることを知っておいたり、赤ちゃんにはどのように接すればいいか本や両親などから学んでおくのもいいと思います。
 
それとは別に、子育てというものは全く自分たちの思い通りにはならないことだということを理解しておくことも大事だと思います。
 
ただ僕はこれこそが人の心を豊かにすると思っています。
 
自分の話で言えば、僕は親になって視野が広がりました。子供を抱えて移動しているお母さんの大変さも理解出来るようになりましたし、ぐずる子供に対して話しかけてくれる、おばあちゃんやおじいちゃんに対して感謝の気持ちも持てるようになりました。
 
それまでは自分一人がここにいて、自分だけの力を信じるという意識が強かったです。しかし、子育てがあまりに大変すぎて周りの力も借りなければとてもやっていけないと思うようになりました。その発想があるからこそ他人に対して感謝の気持ちも湧いてくると思います。
 
子育てというのは、感情的で、非効率的で、コントロール不可能なことです。だからこそ自分たちの手の中だけで処理できる問題ではないと思います。もっと広く考えて、家族や社会で考えたり対処したりすることなのかなと思います。
 
子供たちという存在を中心に、もっと多くの大人たちが元気になればと思っています。子供たちはそれが出来るほどに元気です。親の手に余るほど。


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