ノマクニヒコのブログ

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夫婦は似る、ではなく似てなくてはやっていけない説

夫婦は似てくるっていうじゃないですか。この言葉のニュアンスだと、夫婦は意図せずなんとなく似てくるっていう意味だと思うんです。

 
僕は違うと思うんですよ。夫婦生活というのは、お互いに意図的に相手に寄せていかないとうまくいかないと思っています。似るではなく、似ないとやっていけないのです。
 
まずは家の綺麗さ。僕はとても汚い所に住んでいました。実家には犬が室内で飼われています。だから掃除してもすぐに犬のせいで汚れてしまいます。寝起きにベッドからおりたら犬の糞を踏んだこともあります。朝から気分落ちますね。そんな環境だから何か物が落ちていても気にならないし、どこか汚れていても気にならないです。
 
かわって嫁さんの実家。きちんと整理されていて、掃除もマメに行われてるような雰囲気です。
 
そんな真逆な場所から生まれ出てきた二人。そら衝突も起きます。きちんと使ったら戻してくれとか、風呂掃除はこれぐらいのレベルでやってくれないと困る、とか。
 
日々過ごすうちに、そういう細かいレベルの価値観や考え方、清潔さに対する許容度が僕の中で少しづつ修正されていきました。
 
そして僕は次第に嫁さんの考え方に似ていき、行動も嫁さんのようになっていったわけです。使ったものはきちんと戻しますし、掃除も彼女の認めるレベルまでします。それを外側でみている人が、夫婦は似てるなあなんて悠長なことをいっているわけです。こっちはそれなりに努力しています。
 
最初から全く同じような考え、行動、価値観の人なんていないわけです。赤の他人同士がなぜか好きになって結婚して共同生活し始めるわけです。
 
容姿がいいとか、金を持っているとか、そういうところもパートナー選びの基準としてあるかと思います。でも僕が思うパートナー選びで一番大事なことは、「相手に合わせてもいい」っていう気持ちを相手に対して持てるかどうかだと思います。なぜこいつに合わせなくてはいけないのか、面倒だから俺流でいく、とかいってたら共同生活が破綻するだろうなと思います。
 
それまでは専業主婦という職種の方がたくさんいて100%旦那に合わせてくれたから、俺流でいけたのかと思います。しかし現代では共働きの方もたくさんいます。そんな二人の共同生活において譲歩は必ず必要かと思います。
 
お互いに言いたいことがあったらいいましょうね、っていうのも大事だと思います。でも基本前提として、「君に合わせるのは嫌ではない」っていう気持ちがないとやっていけないと思うんです。その気持ちを相手に持てるかどうかがパートナー選びにおいて一番大事なのではないでしょうか。
 
夫婦は似ているようで、似ていない。出自が違うんですから。仲睦まじい夫婦の影にはお互いのなんらかの努力があるはずです。
 

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