今日考えていたのは母性とは何なのかです。
大辞林によると、以下の通り。
ぼ せい 01【母性】
女性がもっているとされている,母親としての本能や性質。また,母親として子を生み育てる機能。⇔父性。
大辞林 第三版
確かに女の人でないと子供は産めません。男には子宮がありませんからね。でも、例えば男の人でも子供は育てられます。だったら母性って言わずに親心とでも言っておけば良いんじゃないでしょうか。
親心があるから子供を慈しみ、育てることが出来ると思います。
親心は母性とやらを持つ女の人だけの特権ではなく、男の人も持っているものだと思うんです。母性という言葉を使うことによってまるで子供を育てられるのは女の人だけという印象を与えます。僕は男だから。母性がないから。そういう言い訳の文句になってしまうと思うんですよね。でも実際男から見ても子供は可愛いし、大切に育てなきゃという気持ちも湧いてきます。それにうちの息子も僕になついています。母性がないはずの僕に!
僕は性を分けるものは身体的特徴だけだと思います。
例えば男の人は筋肉が多い。女の人は脂肪が多い。お乳を作れる。また女性は子宮があり、子供をそこで育てられる。
これらの身体的特徴はもうお互いに超えることは出来ません。手術すれば超えることは出来るのかもしれませんが。
男の人にお乳は作れませんし、子供をお腹の中で育てることは出来ません。
しかしその身体的特徴が関係ない領域においては男女平等だと思います。男の人でも料理は出来るでしょうし、子育ても出来るでしょう。
母性というのは女の人の身体的特徴のみを表す言葉なんじゃないかなあと思います。そこに精神論的な話をくっつけるから、母親なのに遊びに出かけてけしからんとか、子育てしないでけしからんとかいう話になるのかなと思いました。
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