村上春樹さんの職業としての小説家という本を読んでいます。
自伝的エッセイで、小説家について村上さん自身が思っていることを書いています。僕はこのブログを通して文章を書き始めたので、とても参考になる話が多いです。
それにしても村上さんよくしゃべりますね。本の中ですけど。たくさん喋るから本になるのかな。
そんなこともないと思います。谷川俊太郎さんみたいに詩集にするという選択肢もあります。文章量ではなく表現方法の問題ですね。
村上作品は大好きでほぼ読んでいると思います。およそですが作品の歴史を振り返ってみます。
初期 風の歌を聴け
1974年のピンボール
これらは主人公が「僕」です。羊男、ジェイなど同じキャラクターが何度も出てきます。ダンス・ダンス・ダンスは年代が中期ですが「僕」が主体なので初期にいれました。
このあたりから話が複雑になってきます。村上さんは井戸にもぐるという表現を使っています。僕は長編小説ではこのあたりの作品が好きです。
後期 海辺のカフカ
1Q84
色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年。
3人称の文章を取り入れます。画面が上空からの映像になります。
村上さんの作品は面白いのでオススメです。初めての人にはカンガルー日和など短編をオススメします。短編集は手頃でありつつかなり内容が詰まっていて面白いです。
カンガルー日和 (講談社文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/406183858X/ref=cm_sw_r_awd_6-Z.vbNDEY3Q5