内村鑑三の「ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか」を読んでいる。およそ半分ほど読んだだろうか。日記調の文章は読みやすい。現代語訳も分かりやすい。
親教会であるメゾシスト教会から四百円のお金を頂き、どこに建てようかなど仲間と話し合う。土地が取得出来ず、結局すでに建ってあるものを教会として利用することになる。それほど広くはない場所だったようだ。
親教会と考え方が折り合わなかったのか、独立の気運が高まる。親教会から借りたお金を返そうという話になった。メンバー全員が毎日のお金を節約して、何年もかけて借りたお金を返し、親教会から独立を果たした。
こうやって誰かと協力して何かを作るという過程は楽しいだろうなと思う。日曜日には賛美歌など歌い、議論などもしたそうだ。
自分は高校、大学とアメフトやっていた。みんなで目標に向かって頑張るというのは本当に楽しかった。
人が最も簡単に喜びや興奮を得る方法。それは何らかの集団に属し、何かの活動を一緒にすることだ。共感も得られるだろう。仲間も得られる。
宗教は教義によって人を結びつけることが出来る。教会があれば人が集まる。そこで説教、議論をすれば更に考えが深まる。歌を歌えば気分が晴れる。地域にいる人たちを結びつけるシステムとしてキリスト教というのはよく出来たシステムだと思う。
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