雑穀や種をふんだんに使ったおにぎりなど、普段目にしないものが多く並んでいた。味は素朴だが美味しかった。
僕は野菜カレーをいただいた。肉が入ってないと少し寂しい。
油に対してこだわりがあるようで玄米油や有機農法で作られたオリーブ油などが並んでいた。売っている人は化粧気のない人が多かった。顔に塗るものも気をつけているのかもしれない。うちに泊まっているベジタリアンのイタリアの人はシャンプーや化粧品に含まれる化学物質を気にしていた。
店員さんやお客さんは女性の方が多い。外国の人もちらほらいた。日本の男で菜食主義はあまり聞かないよな。
現在家に滞在しているイタリアの人もベジタリアンだ。いままでベルギーの男の人、フランスの男の人でベジタリアンの人がいた。みなやせていた。確かに肉を食べなくても大豆などを食べればタンパク質は取れる。肉を作るためにはたくさんの穀物が必要らしいし、人間のために殺されるということを考えると菜食主義も少しは納得できる。
ただベジタリアンや無農薬野菜主義を貫くにはコストもかかるだろう。世界中から安い食べ物が輸入されてくる。それらの多くは虫がつかないように農薬を使っているかもしれない。自分で育てるのがベストだろうが都会では土地がないためなかなか難しいかもしれない。
菜食主義について考えた日だった。