ノマクニヒコのブログ

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映画、Noをみた。 ガエル・ガルシア・ベルナル主演。

今日はアップルTVで映画をレンタルしてみていました。

 

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ガエル・ガルシア・ベルナル主演の映画です。実話をもとに作られました。舞台は1988年の軍事政権下のチリ。独裁政権のピノチェトに対する信任投票が行われます。

 

ガエル・ガルシア・ベルナル演じるレネは広告業界の人物。そんな彼に政権反対広告を作る依頼が来ます。彼は現政権がやってきた弾圧、抑圧をアピールしません。悲しみや苦しみでは人の心は動かない。キャンペーンのテーマを「喜び」にします。映像にユーモアを交えます。明るい映像。人々の笑顔。踊る人たち。そんなイメージ映像のあとに一言。現政権にNo。

 

現政権は反対派に対して嫌がらせをしてきます。正体不明の人物から「お前の息子は元気か」と脅迫電話がかかってくる。集会をやれば武器を持った軍人が集会を邪魔してくる。もし自分が当事者ならこんな怖いことはないと思うんですよね。最悪の場合いきなり誰かに殺されたりするかもしれません。軍事政権体制に反対するというのは勇気のいることです。相手は武器を持っていますから。

 

相手の嫌がらせに屈することなく自分たちのやり方を貫く。喜びこそ人を動かす原動力になる。勉強になりました。

 

 

ガエル・ガルシア・ベルナルは嫁さんが好きな俳優さんです。眼力があります。「モーターサイクルダイアリーズ」などにも出ています。チェ・ゲバラが若いころバイクで南米を回るっていう映画です。これもよかったです。スペイン語の映画はあまり見る機会がないので面白いです。