ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

場所の重要性

昨日コミュニティというものについて考えていました。共同体と日本語では言うのでしょうか。

コミュニティというと僕は村というものをイメージします。藁で出来た三角形の家が幾つかあって中央には広場がある。男は狩りに出掛け、女は採集や家事などを行う。縄文人の暮らしです。弥生人なら家族で稲作して祭りを全員でやるイメージでしょうか。

いま都会でこのような生活をしている人たちはあまりいないかもしれません。家がぎゅうぎゅうに敷き詰められて、余っている土地にはどんどん建物が建って行きます。繋がりはありません。固いコンクリートがそれぞれのスペースを確保します。それぞれがそれぞれの仕事を違う場所で行います。地域活動などには積極的ではありません。現在多くの人が地域活動に積極的ではないですね。地域で知り合いを増やさずとも生活が出来るからです。

僕はこれからの時代、用途を持った場所が大事なのではないかと思っています。

保育園が近くにあれば子供を預けることが出来ます。幕張メッセのような大きなホールがあれば大規模なイベントを開催することが出来ます。教会があれば日曜日に礼拝することが出来ます。全てそこにその建物がなければできないことです。

人が集まれる場所を作る。

周りに住んでいる人たちと満遍なく仲良くしようということではありません。実質的に知り合うのが不可能なほどの人数が都会には暮らしています。

それよりもこの指止まれ方式で同じような考えを持つ人が集まる方がいいと思います。コンセプトを持っているシェアハウスが人気なのもこういうことなのかなと思います。ジャズバーがあればジャズ好きの人が集まってくるわけです。これは人が少ない地域ならば成り立たないシステムです。都会には十分すぎるほどの人がいます。そして多くの人がネットを使って情報収集しています。それゆえにこういうことが成り立つのかなと思います。

だから都会ではこういう場所を作りたいと宣言して作ってみてもわりと上手くいくような気がしています。それがユニークなものであるほうがこじんまりとしていて面白いかなと。

人が集まれる場所を作るというものの重要性について考えてみました。