ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

想像力こそ源泉

何かを想像してみる。

僕はこの作業が好きなようだ。例えばレシピをみて作業工程を想像してみる。あの食材が切られ、焼かれる。調味料が入る。完成図は写真を見れば分かる。

もしくは小説の文章からとある場面を想像してみる。この人は何処にいるのか。どういう人なのか。何を着ているのか。

それら一連の行為が好きである。いまここにはないものを考えてみる。それらが呼び起こされたとき、大抵頭の中でしっくり来る。それはなぜだろう。もはや想像出来ないものがないからだと思う。意味不明な食材、人物は登場しない。もしもそれらが目の前に登場したら僕の頭は混乱するだろう。

もうかれこれ30年も生きている。もう未知の食材、人物、風景など存在しないのかもしれない。海外のことですら他人が撮った映像や写真で想像出来てしまう。もちろん実際に見たことがないので想像の範疇を超えない。

本当は実際に見に行ったほうがいいのかもしれない。空気感は肌で感じなければ分からない。匂いはそこでなければ嗅ぐことはできない。

夏の日差しを感じながら歩いた沖縄の離島。暑かった。車も全く走ってない。人も歩いていない。ただ日差しが道を照りつける。向こうに海が見える。島に一つしかないレストランでタコライスを食べた。食後のアイスコーヒーが美味しかった。

旅に出てみたい。匂いや雰囲気を感じるために。