自分を知ることはよりよく生きるための第一歩です。誰しも自分がやりたいことをやりたいと思いますからね。
僕は二つの方法を考えました。
方法その1。他人と比較する。
これは簡単です。周りにいる人と自分の状況を比べれば良いです。僕はあの人より背が高い。僕はあの人よりいい点数を取った。僕はあの人より野球が上手い。
比べれるところはいくらでも出てきます。比べる相手もいくらでも出てきます。相対評価ともいいますね。
方法その2。自分と対話する。
これは少し難しい。何かをしたときに自分がどう感じるか、どう思うか、それらを自分自身で把握するわけです。
これは他人と一緒にいるとわかりません。なぜなら自分がつまらないと思っていても、他人が面白いと言っていたらなんとなくそんな気がしてくるからです。同調圧力というやつです。これでは本当の自分の気持ちに気付くことが出来ません。
僕は方法その2の自分と対話する方法を重視すべきだと考えています。
なぜなら誰かと比べて自分を知るのはあまりお勧めしない方法だからです。誰かと自分を比べたところで一体どうなるというのでしょう。劣等感を感じてしまう可能性もあります。もしかしたら優越感を感じるかもしれません。しかし例え優越感を感じたところで良いことはありません。差別意識につながるだけです。
僕らが本当に大事にするべきなのはなんらかの行為を通して自分が何を感じるかということです。何事においても原動力となるのは自分の気持ちです。楽しいことならやる気も出ますよね。
人をいじめてどう感じるか。人に親切してどう思ったか。誰かに感謝されてどう感じたか。その感情たちは自分だけのものです。
経験そのものを見るよりも、どういった行為が自分を高揚させるのか。感動させるのか。そこに注目するべきでしょう。例えば野球が楽しいと思った場合。もしかしたらプロ野球選手を目指したいと思うかもしれません。しかしなれる人はほんの数パーセントです。それならば野球という経験の中で一体何が楽しいのか知るべきです。
みんなで協力するのが楽しいのか。一つの目標に向かって頑張るのが楽しいのか。バットを振るのが楽しいのか。
そういった個別的事象における自分の気持ちや感情を知ることにより他のことにも応用できます。人を楽しませることが好きな人はそれが実現出来る仕事なら何でもいいわけです。
野球だけにこだわってしまうと、その夢が破れたときにまるで人生が終わったかのように感じてしまいます。
経験を通して生まれる心の動きに注目して自分のことをより知れたらいいですね。