ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

言葉が物体を分ける

赤ちゃんは言葉が話せません。「あー」とか、「うー」とか言っているだけです。そして2歳を過ぎると自然と話せるようになります。

赤ちゃんのころは発声を練習しているだけなんでしょうね。声を出す練習。

そのころは物体と物体の区別が全くついていない。

赤ちゃんにとってみたら、お父さんもお母さんも全て人型の物体なんだと思います。

いつの日か言葉というものを理解するようになる。そしてその過程を通して、お父さんとお母さんは別々なものなのだと分かるようになります。その単語が存在しなければ二つの物体を区別することは出来ません。全て同じ人型の物体です。

人間の成長は言葉を生み出すことだと思います。

それは物体と物体を区別する境界線を作ることに等しい。悲しい、嬉しい、楽しいと様々な感情の表現があるから人は気持ちというものを表現出来ます。実際のところ、嬉しくもあるが悲しくもある、楽しくもあるが辛くもある。そういう複雑な感情が存在しているはずですが。

言葉が増えていけば表現出来たり理解出来たりするものが増えていきます。それはまるで意味不明の物体にラベルを貼っていくようです。