ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

人はいつまで社会的役割の仮面を被らされるのか

大抵の人は仕事をして会社に勤めています。しかし自分の会社の名前を言いたがりません。それはなぜでしょう。

それはそれを言うことによって不利益を被ることになると思うからでしょう。そんなこと言わずにおいておいたほうが自由に発言出来る。

特にネットでは誰が見てるか分かりませんからなおさらです。

例えば公務員の人が暴言をツイッターに書いていたということでニュースになったりします。

http://m.huffpost.com/jp/entry/3432590 (参考記事。復興庁の役人の方がツイッターに暴言を書いた話。)

それは公務員の人が書いていたから問題になった?例えば僕が同じ暴言を書いていたら問題になった?

僕が書いていてもそれほど問題にならなかったでしょう。ある程度立場のある人だったから問題になったのかなと。

結局周りにいる人が騒ぎ出すか騒ぎ出さないか。それだけの違いなのではないでしょうか。

もしも会社の名前を出して会社に対して不利益がでたりするのならそれは問題でしょう。例えば会社の情報を勝手にネットに漏らしてしまったとか。

いまや誰でも情報発信できてしまう時代ですからどこから情報が漏れるか分かりません。管理する会社も大変ですね。

まるでコンクリートで覆っている会社から水がチョロチョロと漏れているようなものです。

人は業務時間外も会社員としての顔を持たなければならないのでしょうか。公務員は業務時間外も自由に発言できない?

僕はそんなことはないと思うのですが。人は会社員の前に1人の個人でもあるわけです。業務時間外は個人に戻ると思います。

個人というのはそもそも単一の層で出来ているわけではありません。いろんな顔を持っています。僕は会社員でもあるし、親でもあるし、30歳の男性でもあるわけです。それを一つの層だけ捉えてしまうことに無理があります。多くの人はその視点を失っているのではないでしょうか。

その人が公務員だから暴言は問題だという論理は間違っていると思います。暴言は暴言だから問題なのです。そんなこと言っていたら人は自由に責任ある発言をすることが出来ません。

どこまで人は社会的役割や立場を背負わされるのでしょう。そしてどこまでそれに見合った発言や態度を求められるのでしょう。