朝の9時ごろ家を出た。冬の朝は寒い。まるで冷蔵庫の中にいるようだ。風が冷たい。
公園は自転車で10分ほど。
いつも行っている大きな池がある公園だ。散歩している高齢の方、子供連れの親子、ランニングをしている人、写真を撮りに来ている人がいた。
たくさんの人が朝の公園に集まる。
息子に自動販売機で買ったジョアを与える。それほど量が入っていないので手頃な飲み物だ。
息子が公園を探索する。公園には遊具もあるが木々や小川、池もある。それらは四季を通して変化していく。いまは枯れ葉の季節だ。サク、サク、と枯れ葉を踏む音がする。
小川で枯れ葉を流す遊びをする。チョロチョロと上流から流れてくる水が木の葉を下流に流していく。こういった何気ない遊びが息子にとっては面白いらしい。
ふと地面をみるとドングリが落ちている。どうやら特定の木から落ちているようだ。たくさん落ちているところと落ちていないところがある。息子と一緒にドングリを拾う。
ベンチに座って一休み。息子の座っている佇まいが可愛かった。
猫がいた。ここに住んでいる猫だろうか。茶色の毛の猫だ。穴を掘って用を足している。猫が穴を掘って用を足すとは知らなかった。
公園には深く注目するとたくさんの発見がある。自然はいつのまにか変化している。多くの生き物が暮らしている。
そして太陽が冬の空気を温め始めていた。日差しも気持ちいい。