ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

音楽と言葉

音楽と言葉は似ている。ダンスも近いところにあるのかもしれない。

 

すべて音を必要とする。音とは波だ。物理の授業で習ったね。

 

低い音は波の幅が長く、高い音は波の幅が短いらしい。

 

言葉も音楽なのかなとか思う。サカナクションのアルバムをよく聞いている。作詞をしている山口一郎さんは音の響きにも気を使っているようだ。

 

 

このアルバムを最近リピートしまくっている。サカナクションを聞いてみたいという人にはお勧めだ。アルバムとして完成度が高い。

 

例えばアルバム「サカナクション」の一曲アルデバラン(おうし座で最も明るい恒星らしい)

 

じっと じっと じっと 僕は 待つの 汚れたアルデバラン

しっぽ しっぽ しっぽ ふって 今日も現れるだろう

人 人 人   また人 通り過ぎる街で

きっと きっと きっと 何千回も鳴いたはずだろう

 

最初の一節をローマ字にしてみる。

 

Jitto  Jitto     Jitto    Bokuwa Matsuno Yogoreta Arudebanran

Sippo Sippo  Sippo   Fuutte Kyomo Arawarerudarou

Hitto Hitto Hitto MataHitto Tourisugiru Machide

Kitto  Kitto  Kitto Nanzenkaimo Naitahazudarou

 

じっと しっぽ 人 きっと 

 

すべて最後が母音のOだ。「お」の音が印象的。「ッ」も使われているか。これはラップの歌詞によく使われる方法だ。最後の母音を揃える。

 

こうしてみてみると音楽と言葉が似ていることがわかる。

 

音を感じて身体で表現するのがダンスだ。身体の使い方が大事なのだろう。

 

言葉は発音と論理、文法を必要とする。

音楽は音とリズムを必要とする。

ダンスは音と身体を必要とする。

 

もちろんすべて繋がっている。言葉もリズミカルに話すと心地よい。論理だけでなく感性も必要だ。身体や目もうまく使って話せば人に伝わりやすい。論理だけでは機能しないし、感性だけでは機能しない。全ては繋がっている。一つの道を極めることは不可能に近い。多角的な視点が結果的に専門性を高めることがある。