比べるもの。
それを比較する人。
この二つが必要だと思う。
まずは比べるものについて。それは見た目であったり、中身であったり、数字であったり。この世に同じようなものがある限り無数に存在する。
数字は分かりやすいので比べる対象になりやすい。年収であったり体重であったり。
比較に必要なものの二つ目。
それはそれを比較する人の存在だ。
これがなくては優劣など存在しない。
二つのシャンプーを比べてこちらのほうが髪がツヤツヤになるとか、A社の製品のほうがコストパフォーマンスがいいとか。そういった個人的な感想だ。
比較するためには比較する人たちが必要だ。
他人だけでなく、自分自身が比較する人になっているときもある。
それによって苦しむこともある。あの子の方が可愛いとか、お金を持っているとか、頭がいいとか。
しかし常に自分を他のものと比較する必要があるだろうか。
例えばこのブログ。はっきりいって爆発的に多くの人に読まれているわけでもない。お金も生み出してない。お金も人脈も生み出し続けている他のブログと比べたら小さい存在かもしれない。ただ書きたいから書いている。
思考はそのままにしておくと何処かに逃げてしまう。野生の猿みたいなものだ。姿を表したその瞬間。その瞬間を捉えなければどこかへ逃げていってしまう。逃げた猿はもう二度と表れない。
他人と比べて書いたものではなく、自分が経験したこと、感じたことを書くほうがいい。むしろそれしか書けない。
もちろん表現方法として他人を真似するのは素晴らしい。ただ中身まで真似することは出来ない。出来たとしても中身のないハリボテの文章だろう。
自分が経験したこと、感じたこと、それが文章になって表れる。つまり自分の経験値を増やす、もしくは観察力を上げる。そして最終的に表現力を上げる。
良い文章というのはその過程を経てレベルが上がっていく。