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ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

良本紹介。村上春樹さん世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

本紹介 村上春樹 ハードボイルドワンダーランド 世界の終わり
新幹線乗るまで時間が出来たのでブログ書きます。

今回は村上春樹さんの作品。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」

<あらすじ>(アマゾンより)
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

読みやすさ ★★★★
表現の美しさ ★★★★★
面白さ ★★★★★


<書評>
村上春樹さんの作品は大好きです。ほとんど全ての小説は読んでいると思います。この小説の面白さは「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」の二つの世界が同時進行していくことです。

一章目はハードボイルドワンダーランド、2章目は世界の終わり、というように交互にお話が展開されます。

この書き方は他の作品でいうと海辺のカフカ、1Q84があると思います。

まずはじめはハードボイルドワンダーランド編。

主人公の僕は計算士という仕事をしています。情報を誰かに盗まれないように暗号化する仕事です。しかしあるとき記号士という情報を盗もうとする人たちが現れます。彼らから情報を守れるのか。そういう話です。

次に世界の終わり編

この話は変わっています。主人公は影を取られた僕。一角獣や金色に輝く獣などが住む世界で暮らします。まるでヨーロッパの牧草地のようです。そこで与えられた仕事は動物の頭蓋骨から夢を読むこと。僕は僕の影の依頼により街を抜け出そうと画策する。

なんだか不思議な世界観ですね。二つの異なる世界が少しずつ繋がっていく。そういうところが面白いですね。

ハードボイルドワンダーランド編で一角獣の頭蓋骨が現れたりします。物語がクロスします。

またそれぞれのお話に出てくるキャラクターの描写もしっかりしており、容易に場面を想像することができます。

村上春樹さんの作品の素晴らしさは、この想像を掻き立てられる文章表現力だと思います。文章は長いのですがスラスラと読むことが出来る。こういう文章を目指していきたいですね。