ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

イスラム国の正体読み終わった

昨日買った本読み終わりました。


<書評>
イスラム国が生まれる原因となった歴史的背景、イスラム国の現状、イスラム国に外国の若者が参加していること、詳しく書かれていました。

独裁政権がほとんどだったアラブ諸国SNSを駆使したアラブの春を経て、民主政権が生まれるかと思いきや、結果的には紛争のパンドラの箱をあけてしまった。

また、第一次世界大戦のときイギリス、フランス、ロシアがオスマン帝国の領土を勝手に分割してしまったサイクスピコ協定も原因の一つ。勝手に国と国の境界線が作られてしまったのだ。

イスラム教のなかでの対立。スンニ派、シーア派の違い。

小さなグループの小競り合いが起きていて、それをどの国が支援するか。そういう構造になっているのかなと。

子供の喧嘩と同じようなもので、どこの国とどこの国が仲良しで、どこの国が対立する。

そういう中東の国々の思想の対立があるのかなと。

なんにせよ暴力によって街を支配し、欧米や異教徒に対して怨念を持ってテロを起こしているのは問題である。

この世から武器がなくなればこんなことにはならないのに。