だって自分の人生ですもんね。自分で好きなところに行って、自分で好きなものを買う。自分で好きな友達に会う。それが当たり前だと思ってました。
でも結婚して子供が生まれてからは全て変わってしまいました。
自分のためだけに時間を使うことは贅沢なことであって、自分の時間を家族のために使う必要が出てきたんです。
とういうのも育児や家事は手間がかかるからです。専業の人が一人いたところで上手く回るかは分からないところです。嫁さんもやりたいことがありますからね。お互いに協力していく必要があります。
そうして父親である自分も子育てや家事に参画することになったのです。
自分のための時間は仕事以外失われました。休日も家族と一緒です。
しかし。
同時に家事や育児から学ぶことが出来るチャンスでもあります。
もし僕が結婚してなかったら、
もし僕に子供がいなかったら、
家事や育児をやる機会はなかったわけです。学びの機会はなかったわけです。
僕は全ての経験はその人の力になると思っているので。
どんなにつまらなそうな仕事でも一生懸命やる。
例えばいま寿司教室に通ってるわけですが。僕以外の参加者は全員女性です。やっぱりみなさん洗い物とか準備とかテキパキしてますよね。ある意味家事のプロであるわけです。
そういう人たちと一緒にやっていくためには自分もそういう経験を積んでいないと何の役にも立たないわけです。洗い物やったことなかったら立ちつくすだけですよね。
「使えねーな、こいつ」
ってなってしまいます。男だろうが女だろうが関係なく、仕事は仕事。単純作業だろうが複雑作業だろうが、仕事は仕事。
どんなことにも一生懸命取り組んで、何かを学んでいたらいつか役に立つ。
そういうことだと思います。