ノマクニヒコのブログ

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子供たちの公園遊びにみる、「遊び」の考察。

夕方4時ごろ近くの公園にいってきました。日曜日ということもあり、時間が経つにつれ、どこからともなく子供たちと保護者が集まってきました。まるで12時を過ぎた深夜のクラブのようです。クラブは12時を過ぎるとどこからともなく客がやってくるのです。きっと飲んでて終電を逃した人たちですね。

 

公園は夕方4時頃からお客がやってくる。夕飯前で忙しい母親が、子供を公園に連れて行けと父親に頼んだのでしょうか。

 

子供たちは本当に自由です。特に仕切る人間がいるわけではないので、勝手に遊びます。隣の子供が何をしていようが全く気にしません。仲良くする気もあまりないようです。

 

友達と来ている小学生もいますが、保護者と来ている小さい子供もいます。それぞれがブランコや滑り台など、自分なりに遊具を楽しみます。そのうちより自由に遊ぶ子供が現れます。年長の子供などがそうですね。そんな姿をじーっと他の小さい子供は見ていて、彼の真似をするのです。

 

大人の遊びもそういうことなんでしょうね。なんでもいいんですが、あるインターネット上のサービスがリリースされたとき、いろんな人がいろんな使い方をします。普通とは違う使い方です。そして、それを真似する人間が出てくる。ある種の遊びからより楽しい使い方が見えてくる。

 

もう一つ特徴として見られたのは、人が作ったものを勝手に遊びだす子供が現れることです。ある2人組の高学年くらいの女の子が、砂場に火山のようなものを作っていました。山の真ん中には穴があいていて、水を汲んできていれていました。その中に足を入れて「つめた~い」なんて言ったりして。作品を作り終えると飽きてしまったのか女の子たちはどこかにいってしまいました。

 

ふと見ていると、違う二人組の女の子たちがやってきて、その作品を勝手に使って遊んでいます。大人だとなかなか躊躇して出来ないですよね。他人が作ったものを勝手に遊んでしまう。なんとなくですがオープンソースの状況を思い浮かべました。誰がこの作品に手を加えてもいいし、どう遊んでもいい。この状況で他の人間を排除してもいいんですが、あえて誰もが手を加えていい状況にする。こういう遊び方もありますね。

 

正直、子供の公園の付き合いは特に面白いこともないなあと思っていたのですが、いろいろと子供たちを観察してみると面白いこともあります。