NHKEテレのスーパープレゼンテーションという番組で、未来の農業についてプレゼンしている人がいました。
この人は、アメリカのMITメディアラボというところで研究しているそうです。研究テーマは農業。普通に野菜を育てているのではなく、植物にセンサーをつけてデータを採取し、環境をコンピュータで管理しながら、研究室の中で野菜を育ている。
センサーを植物につけると、植物の声を聞くことが出来るそうです。適切な水の量であったり、栄養の量であったり、光の量であったりを知ることができる。
つまり、植物が最も育ちやすい環境を、コンピュータで人工的に作ることが出来る。
それは、世界中のどんな環境でも野菜を作ることが出来るということ。天候に左右されない農業。コンピュータで管理される作物。なんか未来感ありますね。
野菜制作キットの大きさも様々なものがあるらしく、家庭用サイズも作っているそうです。将来、自宅の室内で葉物野菜をコンピュータが作るようになるかもしれません。
そしてこれがいまっぽいのですが、彼は生育データを全て公開しているそうです。
オープンソースっていうやつですね。つまり、レタスを育てる適切な設定を、誰もがダウンロード出来る。それをそのまま運用すれば、失敗なくレタスを育てることが出来る。もちろん自分の育てた作物の情報をネットに上げることも出来る。
インターネットに繋がっていれば、世界中の人が同じものを作ることができる。3dプリンターが普及したら、野菜制作キットも簡単に作れるのでしょうか。
情報を世界で共有して、運用する。これが未来ですね。