おとといからこの本読んでました。
あらすじ(アマゾンより)
糸井重里が感動した「西條剛央さんの、すんごいアイディア」。支援活動のプロでない著者が画期的な支援の仕組みをどう立ち上げたのか?日本最大級のボランティアプロジェクトをつくった著者が明かす、有事に有効な支援の仕組み。1000人超の組織を給料を一切払わず事務所も持たずに、どう運営するのか?
2011年3月11日、東日本大震災が起きました。著者の西條さんは、東京にいたため無事でした。出身が仙台ということで、3月の末には車で被災地を訪ねることに。そのとき被災地の惨状を目の当たりにしました。
「これは全力をあげて取り組まなければならない。」そのときそう思ったそうです。
すぐにツイッターで情報を流し、必要な救援物資を募るホームページを作りました。そして、救援物資をこちらに送ってもらうように世の中に呼びかけました。
そこから始まったのが、ふんばろう東日本支援プロジェクト。この本はこのプロジェクトについての全てが書かれていました。
糸井重里さんとの対談も行われていたそうで、そちらも有名だそうです。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 西條剛央さんの、すんごいアイディア。
西條:ようするに、考えればいいポイントはふたつしかない。
それは「状況」と「目的」です。
今はどういう状況で、何を目的にしてるのか。
今回の場合は「被災者支援」ですけれども、このふたつを見定めることで「方法」の有効性が決まってくるんです。 (本文より)
つまり、問題を解決するためには、
1,状況把握
2,何がしたいのか(目的)
この2つを見定めれば方法が自ずと決まってくる。
この場合、1,被災地の惨状を目の当たりにして、2、被災者支援をしたいと思った。そして、自分1人では無理だと思ったので、ネットで協力を募った。ということでしょうか。
こうして始まったプロジェクトのおかげで、多くの救援物資や、家電などを被災地に直接届けることが出来たそうです。1人の行動から、ここまでのことが出来たのですね。実際に被災地にボランティア活動に行けない人も、何か行動を起こすことができた。
まずは現状を把握すること。自分で確認する。
そして目的を持つ。何がしたいのか。
そこまで決まったら、それを実現するためにはどうしたらいいのか、方法が定まってくる。
大切なのは状況把握ですね。そこが正しくないと、崩れてきてしまう。誰かが言ってたとか、本に書いてあったとかそういう情報だけでなく、自分で確かめていくことが大事ですね。
そこから目的を見出す。どういう方向性に向かっていくか。
そしてその目的を実現させる方法を考え出す。
何か問題に直面したとき、この考え方で解決方法を考えればうまくいきそうです。