ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

世界で一番子供を育てやすい国にしよう、という本読んだ。

出口さんの本が好きで、良さげなタイトルがあったらジャケ買いしてしまいます。出口さんはライフネット生命の社長。

 

駒崎さんも有名ですね。病児保育のフローレンスというNPOをやられています。

 

あらすじ。アマゾンより。

「保険料を半分にして子育て世代を応援したい」と、出口さん。 「子育てと仕事の両立なんて当たり前の社会をつくりたい」と、駒崎さん。 年の差30歳のふたりが、子育て安心社会の実現に向けて、縦横無尽に語り合った1冊! 現在日本は、少子化や待機児童、産休、育休、復職など、子育てにまつわる様々な問題を抱えています。解決が難しい問題が山積していますが、ほおっておけば国力低下につながるものばかりです。 そこで、ライフネット生命保険の会長である出口さんと、フローレンス代表理事の駒崎さんに「安心して子育てができる社会にするには何が必要か?」をテーマに、社会の仕組みや仕掛けをどう変えるか、働き方をどう変えるか、幼児教育の重要性、この国をどんな国にしていきたいか、などについて語っていただきました。また「数字・ファクト・ロジック」を駆使して考えることが非常に重要になるため、図表も多数掲載。 ふたりに共通する思いは、「子育てする人も、そうでない人も、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせる社会づくり」に尽きます。今、自分にできることは何か、個人や社会が一歩前へ進むきっかけとなる1冊です。

 

<内容について>

出口さんの本はわりと読んでいるので、これは見た内容だなと思うものもありました。

 

日本はこれから高齢化社会に向かっていきます。人口が減るのは別に構わないかもしれませんが、人口構成バランスが崩れるのはよくない。昔は11人で1人の高齢者を支えていたのに、将来1人の若者が1人の高齢者を支える時代になるかもしれない。

 

どう考えても子供が産まれないのは問題。

 

「子供を作れという世の中ではなく、子供を作りたいときに作ろうと思える社会を作るべきではないか」出口さんはそうおっしゃっています。

 

社会構造が変化しているのだから、人の意識も変わっていくべき。

 

予算を高齢者向けから子供向けにシフトしていく。定年制はなくして、元気な高齢者には働いてもらう。保育園を義務教育化する。実現に向けてかかるコストも大学の学費に比べたら低く抑えられる。出来ないのは政府が本気だしてないだけ。

 

そのためには若い人には選挙にいってほしい。政治が変わらなければ、世の中は変わらない。そのために1票の格差は絶対になくすべき。ただでさえ高齢者の比率が多いのに、1票の価値の格差があったらどうしようもない。

 

みんな数年過ぎたら子育ての苦労も忘れてしまう。悪しき慣習は常に残り続ける。子供を育て終わった人も、育てていない人も、子育て環境について議論していくべきではないか。

 

<感想>

このまま高齢化していったら、明らかに若い人は苦しくなると思うんですよね。医療費や年金のコストはどんどん加算していく。同じぐらい努力しても、支える人たちが増えれば苦労も増える。

 

世の中って不都合にできてます。多数決で決まる民主主義だからですね。多数派に有利になるようになっていくのは当然のことです。政治家は国民の代表ですから。

 

ただ高齢者の中にも変化をいとわない人がいるのも事実でしょう。出口さんは68歳だそうですが、まさにそうですよね。日本生命からネットの生命保険会社ですからね。

 

変化をいとわない高齢者の方、若者の方、そういう人たちが、

 

「世の中、ここがおかしいんじゃないか」「こうするべきじゃないか」「不公平だ」

 

いろいろと声を上げていくべきですね。何もしなかったらこのままですし。

 

自分が何が出来るのかわからないですけど。この問題について考えるきっかけになりました。