子供が生まれてから、子供がかわいいと思えるようになった。
いま我が家では、3歳の男の子と1歳の女の子がいる。
長男は戦隊モノが好きみたい。水道橋でやっているヒーローショーには二回くらいいった。ストーリーはほとんどない。いきなり戦いが始まり、最悪の敵にやられそうになるが、最後にはみんなの応援でヒーローが再び立ち上がる。
なんで同じ展開?笑
昨日急に下の子が歩きだした。それまではハイハイするのが好きみたいで、自分から歩こうとはしなかった。立ち上がることすらしなかったのだ。
それが急に立ち上がり、歩き出した。足を肩幅くらいにひらいて、腕と足を同時に出している。あまり安定感はなさそうだ。ハイハイとは眺めが違うからだろうか、立って歩いてるだけで楽しそうだ。歩けるだけで笑顔になるなんて。
人間は、出来なかったことが出来るようになるだけで楽しくなってしまうのだ。
子供がいてくれて本当によかった。親として責任は重いけれども、毎日が刺激的になる。
大人ばかりに囲まれて仕事しすぎると、こういう小さな存在に気づくことがなくなる。
歩けるのは当たり前だし、食べ物はきれいに自分で食べれるし、服も自分で着ることができる。そんな当たり前のことが1歳の子供には当たり前ではない。大人が助けてあげなければならない。
社会というのは多種多様な人たちで構成されているのだ。小さい子供もいれば、老人もいる。男もいれば、女もいる。
仕事ばかりしていたら、他人のことが理解できなくなる。どういう気持ちで暮らしているか、どういうものが好きなのかわからなくなる。どういうことができて、どういうことができないのか、わからなくなる。自分のことしか考えられなくなる。想像力がなくなる。
仕事ばかりして、家庭をかえりみない生活には反対だ。