ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

僕は、ごはんを食べることが好きだ。

僕は、ごはんを食べることが好きだ。

 

ごはんは、食べる直前から盛り上がっていく。食べているときが一番幸せになる。お腹がどんどん満たされていく。何かを味わう喜び。たまらない幸福感だ。

 

しかし。

 

すべて食べてしまったら終わってしまう。もう、おなかは満たされて、食べることはできない。無理をすれば何かを食べれるのかもしれないけれど、さきほどほどの幸福感は得られない。

 

これは、僕の消費活動である。食べ物は消費される。食べ物は体の中で消化され、エネルギーになって、やがて体から排出される。

 

そうそう。

 

うん。

 

でも、結局排出されるなら、なんのために食べたんだろう。A定食を食べること。カップラーメンを食べること。ジェノベーゼパスタを食べること。どれもすべてお腹が満たされる。お腹が満たされるのなら、いったいなにが違うっていうのか。

 

違うもの。それは記憶。感覚。交換可能ではないもの。

 

A定食もカップラーメンも、ジェノベーゼパスタも、全部味が違う。体に与えられる信号が違う。

 

単なる消費活動をするのではなく、思い出に刻まれる食事、毎日を過ごしていけたら最高なことでしょう。