成田空港から関空まで1時間ほどあったので本を読んでました。またしてもお金に関する本。
この本は他のお金関連の本に比べて良著でした。お金儲けについて語るのではなく、お金というものの本質に迫る内容だったからです。
なぜ日本人は儲けることを嫌うのか。そもそもお金は道具ではないのか。
日本人は欧米の人たちに比べて寄付をしない。お金を他人に渡すのは損であり、とにかく自分で溜め込もうとする。
つまり自分のことばかり考えていると。
でも本来のお金の目的ってそうじゃないだろうと。自分のお金を信頼のおける他人に渡して、社会や未来を明るいものにするためだろう。
そう、お金はしかるべきところに使うべきです。株を買う理由はその会社を応援するためです。
大企業だからとか、儲かるとか、そういうことではない。真面目に仕事に取り組んでいる会社に投資すべきだと。
真面目とはなんなのか。
真摯にお客さんのことを考えること。
上司を喜ばすことが仕事ではない。仕事というのはお客さんのために存在する。
お客さんのことを考えて仕事をしている会社は長期的に利益を出す。
従業員を無理やり長時間働かせたり、悪いことをしている会社は、短期的には利益が出るが、長期的な利益は出さない。
会社や仕事の在り方、お金、そういったことをこの本から学びました。