- 作者: 岡田斗司夫 FREEex
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/10/16
- メディア: 新書
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岡田さんの本をまた読みました。
就職活動で疲労。働いてて疲労。ストレスが多いこの現代社会。何かがおかしい。じゃあそもそも就職しないという選択肢もあるんじゃないか。そこがこの本の出発点です。
その中で岡田さんは3つのCを持つことが大事だと書いています。
コンテンツ、コミュニティー、キャラクター、です。
コンテンツ。それはその人が今まで培ってきたスキルや経験、能力を示します。
コミュニティー。これはその人の人脈、コネ、友人関係などを表します。
キャラクター。つまり人格です。その人がいい人であるか、どういう人間かどうかです。
この3つのCが上手く機能することによって仕事などが回ってきたり、幸せに暮らすことができたりするのではないか、ということを岡田さんは言っています。
そして一つの仕事に専従するのではなく、50くらいの仕事をこなすのが良いのではないかと提案しています。その中にはお金に変わるものもあるし、お金にならないものもある。はたまたお金を払うものもある。
ここで疑問が。多くの仕事をやるのはいいが、果たして仕事が回ってくるようなコミュニティーに多重に参加出来るのだろうか?
おそらくではあるが、例えば旅館業をやりたいならAirbnb,何かお手伝いを探したいのならランサーズ、など、多くの登録制仕事サイトに登録するのがミソだと思う。
もちろん運営会社によっては、仕事を請け負う上で運営会社に手数料を払わなくてはならないが、フリーに仕事を探すよりはるかに楽だと思うし、見つけやすいと思う。もしそこで評価を得たり、友達などを見つけられたら、そこからさらに仕事が舞い込んでる可能性が高いと思う。
岡田さんはお金だけを稼ぐことが人生ではないと言っているが、ある程度は必要だろうし、それを稼ぐことができる方法を多角的に探していくことがこれからの生き方なのではないかと思った。というのも一つのコミュニティー、仕事に専従するというのは、本来多くの側面を持つ1人の人間にそぐわない気がするのだ。警察官は本当は不真面目な部分もあるだろうし、会計士がDJの趣味があるかもしれない。本来人間はいろんな側面を持っているのに関わらず、一つのコミュニティーに所属することによって荷重なストレスがかかる。そして余った時間で余暇活動をしてストレス解消する。今後はそういう部分をネットなりで公開したり探したりすることによって、より楽しく生きれるのではないのだろうか。
インターネットの登場により人のニーズやサプライが可視化されて、仕事が見つかりやすくなっているのは間違いないだろう。