羽田さんは30才らしく、僕と同い年らしい。羽田さんの言っていることが興味深かった。「僕の本が自由に出来るのは読者が少ないからだ。」
確かに見ている人があまりに多いテレビなどは、視聴者の目を必要以上に気にしなければならないだろう。そうしないと批判がたくさん来てしまう。
とはいえ最も本が売れている村上春樹さんは著書「職業としての小説家」の中で、自分の書きたいものが湧いてきたときに長編を書くと言っている。
確かに村上さんは言われようのない批判を受けることが多いらしい。本の中で語っていた。わざわざ文面に書くのだから、そういった批判が本当に多いのだろう。村上さんの人気にあやかった小判鮫商法的な匂いもするが。ただ村上さんの場合海外で小説を書いたりするなど、日本の文壇から離れる努力をしているらしい。もうそんなの気にしない、という姿勢だろう。
人気者になればそれだけ批判する人が現れる。それはもう仕方ないことだろう。人気者の宿命だ。ある意味人気者だから爆発的に売れるのだ。
対談の中で、本を書くのは苦しいが乗り越えた時には達成感があるといっていた。その快楽が堪らないらしい。
何か作品を作る上で大事なのは、批判を恐れることよりも自分が面白いと思えるものをどれだけ熱を込めて作れるかどうかだと思う。そうしなければ達成感は得られない。
そもそも他人は自分のことをさほど気にしていない。自分が自分のことを一番気にしている。良い家族なら自分のことを気にしてくれるかもしれない。縁が遠くなるにつれ関心度が低くなっていく。
僕が人気者になる可能性は低いと思うが、これからも好きなように書いていきたいと思う。
この前ロールキャベツの作り方を細かく書いたおかげでレシピを見ずとも作れた。一度書いたものは記憶の定着が良いようだ。これもブログの良いところだね。