有名な本。アルケミストを読みました。
少年がスペインから宝物を探しにエジプトのピラミッドを目指して旅に出るというもの。
内容はまぁいいとして。
この本でいいたかったことは何でしょう。
それは宝物を見つけることが一番大事ではないということ。
旅の途中に多くのことを経験して、その経験から心が感じるものが大事なのではないかと。
そして、自分がやりたいと思ったことに対して意志を強く持つことが大事ですね。
僕らはともすれば結果だけを追い求めてしまいます。そして高い点数を取れるように努力するようになります。誰かと簡単に比較可能なのは数字ですから。
しかしそういうことを繰り返していると心が疲れてしまいます。何のために勉強しているのだろうと思うようになります。
数字を追い求めることよりもその経験を通じて自分の心がどのように変化しているか。そこを見たほうがいいわけです。ワクワクしているか。嫌だなと思っているか。
自分は人をもてなすのが好きなのだと思う。自分は数字を管理するのが好きなのだと思う。いろんな行為を通して自分の性格や趣向を知るわけです。これは自分の心を観察していないと分かりません。
旅はそういうものを知る過程です。必ずしも遠くに行く必要はありません。心を開いて多くの未知なることを経験することが大事です。同じことを繰り返しているのは楽です。変化もありません。しかし未知なる自分に遭遇できません。
多くのことを経験する。心と向き合う。そういうことから自分のやりたいこと、宝物が見えてくる気がします。