大相撲盛り上がっていますね。10年前に栃東が優勝した以来、日本人力士は優勝していないそうです。モンゴル勢ばかりですね。特に白鵬が優勝しているのでしょうか。
琴奨菊が1敗。豊ノ島、白鵬が2敗で追っている展開です。今日は千秋楽ですから優勝が決まりますかね。
昔はなんで相撲なんか見るの?って思ってました。実際にぶつかるまで随分長いし。勝負は一瞬で終わってしまうし。
まぁ退屈ですよね。
しかし、両国国技館で実際の試合を見てから考え方が変わりました。最初は、一番安い席でみて、そのあと2回か3回ほど見に行ったと思います。外人さん連れて行ったら喜びますからね。
塩を撒いて、何度も立会いの練習をして。そうしている間に力士の方は集中力を高めます。制限時間いっぱいになると見ている方も分かるらしく、うわっと会場全体が湧きます。
緊張と緩和を繰り返し、力士が拳をつく前に一気に緊張する。勝負が始まったら一気にそれを開放する。素晴らしいです。実際に見に行かないとこの感じは分かりません。
お相撲さんの気迫も上位の力士になると違います。横綱クラスになると鬼のような目つきです。昔はとにかく体重があればいいっていう考えの力士が多かったですが、モンゴル勢力士のように軽くて素早く動ける力士が増えていますね。
このあたり僕にも理解できる話です。アメフトやっていましたから。僕は人とぶつかるポジションでもあったので、どうすれば相手を押せるかということもよく研究していました。僕は大学生のころ体重75kgくらいだったと思います。相手によっては100kgぐらいある相手もいます。その相手にも勝たなければいけない。
物理の授業で習ったかと思いますが、力(F)=重さ(m)✕加速度(a)です。
つまり重ければ重いほど強く、速ければ速いほど強いわけです。ダンプカーがぶつかってくる力に対抗するには、速度の速い軽自動車でぶつからなければなりません。
相手より姿勢を低くして懐に入って、かつスピードをもってぶつかれば、どんな相手でも押すことが出来ます。腰を入れて足幅を広く保つのも大事です。腰を入れないと力が伝えられませんからね。
そういう経験もありますから、相撲をみていると色々と楽しめます。