ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

小説的レシピ。おでん。

今日の料理は「おでん」です。

 

おでん

いまやコンビニにいけば、いつでもおでんを食べられてしまう。そんな時代になりました。でも僕はあまり買いません。なぜなら買うのに時間がかかるからです。もしも僕の後ろにお客さんが並んでいたら。その人をイライラさせてしまうのではないか。あああ、イライラした人の顔が思い浮かぶ。舌打ちされちゃうのかな。俺の休憩時間あと5分しかないのに何してんだよ。とか思われちゃったりして。

 

そういうことを考えてしまって、コンビニでは頼めないのです。考えすぎ?

 

ということでお家で作りました。

 

まずはお出汁を取ります。お出汁が染みこんだ大根が食べたいから、おでんを作るんです。具材は、大根と卵さえ入っていればそれでいいような気がします。お出汁最高。

 

お鍋に水を1,4リットル(カップ7)ほどいれまして〜

 

お出汁用のカット昆布を2枚ほど投入。

 

そのまま放置〜。

 

その間に他の具材を用意します。

 

僕は、卵、大根、はんぺん、ちくわぶを入れることにしました。完全に個人的趣味です。

 

まずは卵をゆでます。このゆでたまごというやつは、意外と作るのが難しい。うまく中に火が通っていなかったり、うまく殻が取れなかったり。

 

コツはたっぷりの水に生卵を浸して火にかけてやることです。卵を鍋にいれまして、浸るくらいの水をいれます。そのまま火にかけるだけ。沸騰したら時間をカウントします。だいたい10分くらい茹でれば大丈夫でしょう。沸騰したお湯に卵を投入するとだいたい失敗します。

 

次は大根。2cmほどの厚さに大根を切りまして。皮を包丁で剥きます。味が染みこむように十字に切り込みをいれてあげます。面取りという角を丸くするという行為もあるようですが、僕はやりません。面倒ですから。それよりも下茹でが大事です。分厚い大根はしっかり下茹でしてあげないと固くて食べられません。その際、米のとぎ汁、もしくは大さじ1杯ほどのお米で下茹でしてあげましょう。味のクセが抜けて、すっきりした味わいの大根になります。茹で時間は、だいたい15分くらい。竹串がすーっと通るくらいです。

 

はんぺんは茹でていると膨張するので、縦半分、横半分に切ったものを、斜めに切って小さな2等辺三角形型に切っておきます。

 

ちくわぶはですね。東京名物らしいです。これは美味しい。練り物なんですが、なんといっても固さがいい。これは適当に斜めに切っておきます。斜めのほうがおでんっぽいでしょ。

 

さあさあ。具材の準備が出来ました!

 

お出汁の時間ですよ!

 

水1,4リットル、昆布が入ったお鍋を火にかけます。ふつふつと泡が昆布から湧いてきます。昆布を取り出します。そしたら鰹節一掴みをどばっと投入。ふわふわ〜。1,2分ほど茹でましたら、ざると大きめのボウルを用意。ざるにペーパータオルをしきます。このお出汁を濾します。その瞬間湯気が立ち昇り、鰹節のいい香りがあたりを立ち込めます。そのまま少しおいて、ペーパータオルを鰹節ごと捨てちゃいます。

 

お出汁がとれましたー。これが全ての和食の基本。このお汁を使ってお味噌汁を作ったり、煮物を作ったり。いろんな用途に使えます。時間がないときは粉末の鰹だしや出汁パックを使いましょう。

 

さあさあ。あとはこのお出汁に少し調味料をいれて具材を煮るだけです。

 

お酒を大さじ2杯。塩を小さじ1杯半。醤油を大さじ半分。お出汁にいれます

 

あとは卵、大根をいれて10分ほど煮込みます。そのあとにちくわぶ。最後にはんぺんを投入。合計で30分ほど煮込んでおけばいいでしょう。

 

おでんの完成。みよこの艶やかな大根を。シンプルイズベストというのはこういうことを言うに違いないでござるよ。

 

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もしも味がもっと染みた大根が食べたかったら、一日か半日そのまま置いておきましょう。大根は冷たくなると味を染み込ませます。