ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

お金。

ぼくはお金を使わずに生きることにした


この本は、イギリスに住む二十九歳の若者が一年間お金を一切使わずに生活したことをまとめたノンフィクション本です。

冬のある日を境に、お金を一切使わずに一年間生活する。電気もガスも食料品も誰かから買うことはしません。もし必要であるのならソーラーパネルを使って電気を作ったり、野草を採取したり、何か作物を育てたり、廃棄された食事をもらいにいったりします。移動は自転車です。

お金を一切使わずに、人は豊かに暮らせるのか。そのことを身を持って証明しようと彼は試みたのです。

お金は大変便利なものです。しかし、便利すぎるがゆえに、様々な問題もあります。

多くの人がお金に頼りきってしまい、それがなければ生きていけないのではないかと思ってしまう。お金は単なる交換の道具でしかないのに。豊かな生活とお金は直接関係がないように僕は思います。

彼は金なし生活の最初と最後に盛大なるパーティを開きました。最後のパーティでは三千五百人もの食事を無料で作ることに成功します。

スーパーなどで捨てなければならない廃棄食品、誰かの手作りのお酒など、多くの無料の食べ物が都市には溢れているのです。ただ法律で決められているということだけで、食べられる食品が捨てられているという現実があるのです。

そのパーティを成功させるために多くのボランティアが参加しました。もちろん彼らは給与を受け取ることはしません。しかし、彼らは誰かのために何かをするということ、ただ楽しいということだけで一生懸命働きました。

お金は単なる交換の道具に過ぎない。本当に豊かな生活とは、周りにいる人たちと力を合わせて暮らしていくことではないでしょうか。

そして、自然は多くの作物や喜びを我々にもたらしてくれます。自然界に寄り添って生きているという感謝の気持ち、それこそが大切なのではないかとこの本を読んで思いました。
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