ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

外国の人たちからみると自分たちのことが分かる。

今日うちに泊まっているイタリアの方と1日を共にした。彼女は日本に定住したいらしい。これはかなり衝撃的だ。僕は日本のどこがいいのか聞いてみた。彼女がいうには、公共交通が発展していること、安全であること、公園が静か、日本人が興味深いことをあげていた。

僕は生まれてこのかた日本にいるので日本の素晴らしさというのを今ひとつ実感できていない。それが当たり前だと思っているからだ。外から見ると日本にはそういうところがあるのだろう。外側にいる人から見ると自分たちの輪郭がくっきり浮き出てくる。

僕は外国の人たちと接するのが好きだ。それは相手の文化を知る楽しみと共に、日本の特徴を日本にいながら実感できるから。自分のことを知るためには自分だけでは認識出来ない。他者がいてこその自分だと思う。他者と比べてどう違うかが自分たちの特徴となる。

彼女が仕事を見つけてビザを取得できることを祈っている。ビザがなければ日本に滞在し続けることは出来ないそうだから。それも厄介な話だ。日本にいたい人が日本にいて、いたくない人は簡単に移動出来ればいいのに。日本人でありながら日本に居たくない人もいるだろう。翻ってイタリア人でありながら日本にいたい人もいる。世の中というのはうまくできていない。誰かが決めたルールに誰もが従わなくてはいけない。