ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

キャリアを積むという言葉に感じるもの

僕はキャリアを積むという言葉が好きではない。

日本語に直すとキャリアは経歴ということだろうか。大辞林によるとキャリアには経験、職業という意味もあるらしい。

キャリアを積むとはまるでアメリカ人が同じ職業で職場をコロコロ変えていくイメージだ。待遇をアップさせたい。違う環境で働きたい。

僕はキャリアを積むという言葉は、経験を積むというイメージの方が適切だと思う。

人生とは経験を積むことの連続だ。それは人の状況が待った無しでどんどん変化していくからだ。自分が何もしなくても周りが勝手に変化していく。引きこもりをしたくとも、もしも日本に兵役があったら外に出て行かなくてはいかない。

学生時代は机に座って勉強していた。放課後は部活動をする。卒業したら就職をする。そのうち結婚もする。結婚したら子供もできる。僕はいまここにいる。

これはそれぞれの人の選択の結果だ。結婚してないからどうだとか、就職してないからどうだとかではない。単純に僕はいまこういう状況にあるということだ。

多くのことが変わっていく。子育てや夫婦生活を経て多くのことを経験する。それだってキャリアを積んでいるとこだと思う。キャリア=経験は何も仕事だけではない。家庭や子育てから学ぶこともある。それぞれがいまいる場所で、経験出来ることをすればいい。

僕の興味も変わっていく。昔は興味なかった料理にも興味が湧いてきた。それはシェアハウスや夫婦生活、子育てという生活を経て人に何かを食べてもらう喜びを知ったからだ。

昔は子供が可愛いと思わなかった。いまは可愛いと思う。それは子育てを通じて子供を間近で感じたからだと思う。

人は経験から学ぶ。

人は経験から感じる。



人生は選択の連続だ。その選択を選んだのなら後悔することなく存分に楽しめばいい。満喫すればいい。

厚切りジェイソンさんがツイートしていた。「今いる自分と将来の自分を天秤にかけて変化していく」。

急激な変化は家族がいる身では不可能だ。ただ少しづつなら変わっていけるし、色々な経験も積むことが出来る。もしも将来やりたいことがあるのなら、プライベートの時間にでも少しづつ初めてみるといいと思う。時間は限られている。出来ることを出来る時間だけやるといいと思う。子供が昼寝している間だけでも教科書を使って英語を勉強している嫁を見て感激している。

大切なのは人生の方向性を決めてそこに向けて少しづつ歩むことだと思う。もう学生時代みたいに目標を与えてはくれない。選手権があるわけでもない。

ただ自分でやりたいことを見つけて自分なりに努力したり行動していくだけだ。