NHKの番組、達人達をみていた。今回の対談は104歳の医師、日野原さんと103歳の画家、篠田さん。
参考
100歳を過ぎてあそこまで明快に喋れて、人の話を聞けるっていうのはすごいと思う。うちのじいちゃんは80歳ごろから耳が遠くなって補聴器を付けていたから。
驚くべきことに二人ともいまだに仕事をしているらしい。日野原さんはガン患者への診察やケアを週に1回はしている。篠田さんは筆を使って線を描く作品を作り続けている。この歳ながら自分の力で何かをやるという気持ちがすごい。
対談の中で、街の人の質問に二人が答えるというものがあった。
その中である20代の人が「自分がこれから何をしていいのか分からない」と言っていた。
その話を受けて篠田さんが「若い人がやりたいことが見つからないのは、老いた人が楽しそうにしてないからかもしれないわね」と言っていた。
この話わかりますね〜。
僕も会社に所属していて、先輩が楽しそうに仕事しているなぁと感じたことがないんですよ。もちろん新しいことをやる会社ではないので、それは仕方ないんですが。日々のルーティンワークをいかに効率良くこなすかという仕事なんです。それはそれで楽しいところもあるんですけどね。
でもそういうものを見ていると、
「この先もこの職場はずっと変わらないんだろうな」って思うんですよ。でもそれは仕方ないですね。それが社会からその会社に求められている姿ですからね。
話は変わりますが。
日々の小さなことにも楽しさや喜びはありますよね。こうやってブログにしてみるのも楽しい。普通に暮らしていても楽しいことは意外と見つかるものです。自分にとって大切なものも見つかる。別に仕事だけが人生ではないですね。家庭もある。趣味もある。友達もいる。
人生の先輩が誰も楽しそうにしていないなら、自分たちで楽しそうにしてしまえばいいんじゃないかな。勝手にそれを見つけてしまう。
先輩の姿が未来の自分ではなく。今の自分が変化して未来になっていく。そんな気がします。