ノマクニヒコのブログ

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子供の成長は、遺伝か環境か。

この前為末さんという人がツイートしていた記事が興味深かった。

 

http://matome.naver.jp/m/odai/2145351020371896601

 

この人は韓国で生まれたが、3日で捨てられて、孤児院に入り、フランス人の方に養子として育てられ、結果的にフランスの大臣になった人らしい。

 

お父さんが物理学者らしく、教育熱心だったんでしょう。優秀な大学を卒業した。自身のことは韓国人ではなく、フランス人だと発言しているらしい。

 

この話を聞いて思ったのが、

 

「人が成長するのは遺伝じゃなくて、環境が最も強い原因なんじゃないのかな、ということ」

 

もしも遺伝が大事だというなら、彼女はおそらく産んだ両親が韓国人だろうから、自分のことを韓国人だというはずである。そういう遺伝子を受け継いでいるはずだから。しかしそんなことはない。産まれてから半年ほどしか韓国にいなかったし、生涯のほとんどをフランスで過ごしている。

 

人が成長するのは遺伝はあまり関係ないんだろうなと思う。身体的な特徴は親からほとんどを受け継ぐから、運動能力においては親の影響があるかもしれない。ただ頭の成長であったり、考え方の基礎というのは十中八九環境が原因だと思う。朱に染まれば赤くなる。

 

フランスの公教育のシステムについてはよくわからない。本人の努力ももちろんあるだろうけど、この人は裕福な家庭に引き取られたから、満足な教育を受けることができたんだろう。これがもしお金のない家だったら、学校なんて行っている余裕はない。環境さえ整えば、上位の学校をどんな人でも目指せるということだろう。

 

自分がどんな考え方の人間になりたいのか、何を身につけたいのか、それは環境によって決まる。教育によって決まる。そういうことだろう。

 

親の考え方の影響もあるだろうし、親の経済状況の影響もある。その国の教育システムの影響もある。周りにいる友達の影響もある。

 

もらった遺伝子が悪かったとか良かったとかは、関係ないんじゃないだろうか。