うちの二歳半の息子はワガママばっかりいってます。
「ズボン履かない!」とか、「寝ない!」とか、「お風呂入らない!」とか。
そういうときに大抵嫁さんが怒るわけです。こんなときに、なまはげ的な存在がいてくれたら楽ですよね。子供にとって恐怖を与える存在です。
「そんなワガママ言ってたら、なまはげくるよ!」とか。
悪い子はいねーかー。と包丁持った鬼がやってくる。僕が子供だったらめっちゃくちゃ怖いですわ。
そりゃたまらんと子供は泣いて言うことを聞くでしょう。親も子供から嫌われずにすみます。そういう効果的な指導をするために、なまはげ的な存在って便利ですよね。
なまはげの始まりは多分、村の大人たちが話し合って、架空のお化けを作りあげ、子供たちを恐怖によってコントロールしようという目論見があったのではないでしょうか。
だって僕らだって新たなお化け作れそうじゃないですか。こういうコスチュームで、こういう仮面を被って、みたいな。
恐怖によって人をコントロールするのが一番楽ですね。だから未熟な親は、虐待とかに走ってしまうのかなと思いますけど。暴力ではなく、架空のお化けを創りだすというのも先人の知恵だったのかなーと思いました。
なまはげは伝統的民俗行事であるが、東北地方においては幼児に対する教育の手段として理解されている。親は幼児に対し予めなまはげによる強い恐怖体験を記憶させ、そのあと幼児に対し望ましくないとみなされる行為を行った場合、その恐怖体験が再現される可能性を言語的手段によって理解させる[12]。ウィキペディアより