子供の頃社会の授業で聞いた時は何も思わなかったのですが、大人になってみるとかなり影響あります。
なぜなら仕事をして納税しているからです。
税金は何のために納めるのでしょう。生活保護を受けている方などへの再分配。警察や消防などの治安管理。市役所などの運営。選挙の費用。公務員のお給料。子供たちが中学生になるまでの学費。などなど。多岐に渡りますね。
北欧などは税金が高いのですが、その分医療費が無料だったり、学費が大学まで無料だったりするみたいです。ある日スウェーデン人と話す機会があったので、「税金高いけどきになる?」と聞いたところ「自分たちに返ってくるから気にならない」と言っていました。
日本で税金払いたくて仕方ないっていう人はどれだけいるでしょう。
人がお金を払うのは自分に何らかの見返りがあるからだと思います。もし自分が貧しい国や地域にいて、有り得ないぐらい多額の税金を納めたらどうなるでしょう。おそらくかなりの影響力があると思います。公共施設が新しくなるかもしれません。道が新しく出来るかもしれません。場合によってはその人の銅像が立つかもしれません。
翻って東京ではたとえ個人が納税しても大した影響はないでしょう。どれだけ納めたところで何も自分に返ってこないのなら、なるべく税金を納めたくないと思うのは当然だと思います。
といっても日本ではほとんどの人が会社員なので自分がどれほど納税したか分からない人も多いと思います。そのあたりも政府の思惑があるのかなと思っているのですが。
税金というものから見える社会制度のあり方というのも面白いなと思いました。