ノマクニヒコのブログ

書きたいことを書きます。

幸せってなんだ

幸せとはなんだろう。興味深いテーマなのでもう少し考えてみたい。

僕は幸せ=現状への満足度、だと思う。いまの状態に満ち足りていたら、人は幸せだと思うのではないか。

昔は決まり文句的な幸せがあった。結婚して大企業に勤めて、子供を育てて、家を買って、というような。その道を辿れば必ずや幸せになれるから。道を外しなさんな。そうなるように努力しなさいよ、というように。

でも本来幸せって人それぞれではないだろうか。プラモデルをずっと作っていたい人もいるだろうし、仕事したくない人もいるだろうし、結婚したくないと思う人もいるだろう。

みんなが登るべき山がそこにあるのではなく、それぞれが登るべき山があるのではないか。他の人と比べることなく。

つまり自分はどれだけ欲しいのか、どんな状態で満ち足りるのか、それを知ることが大事だと思う。高級外車を乗り回して六本木のタワーマンションに住まなきゃ満足できないぜ、と思うのならその状態になれるような山を見つけて登ればよい。自分は趣味の時間が欲しいから、仕事はほどほどにして、早く家に帰ろうというのなら、その状態になれるように道を歩めばいい。それを見ていて誰も文句はいうまい。もし言われたとしてもそんなものは無視していいだろう。だってその人にはその人の登るべき山があるのだもの。

自分の欲求や望むものは一体なんなのか。それを把握して、それが実現出来るように一歩ずつ前へ踏み出すというのが、幸せになれる一歩のように思える。

足るを知るものは富む。
【読み】 たるをしるものはとむ
【意味】 人間の欲望にはきりがないが、欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かであるということ。
老子』に「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り(満足することを知っている者は富者であり、努力している者は志ある者であると言える)」とあるのに基づく。