こんな本を買ってみた。
Amazon.co.jp: 暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録: 暇な女子大生: 本
久しぶりに面白くない本を読んでしまった。妻とも話していて面白くないという話になったのでたぶん客観的だと思う。購入して読んだのだから、ある程度の批判は許されるだろう。
ブログを本にしてみたものらしい。ブログ自体は面白いと思ったので購入したのだが。
なぜ面白くなかったか。とりあえず理由を羅列してみる。
1,それほど馬鹿なことしていない。
2,シモネタばっかりで飽きる。
3,ブログを本にするっていうことが上手くいってない。
<1について>
そこまで馬鹿なことしてない。ただ合コンやら風俗に友達と飛びこんでいるだけ。筆者とは馬鹿の定義が違うのかも分からない。僕からすると馬鹿なことしてない。風俗に女が行くことは馬鹿なのか?レンタル彼氏を女が借りることは馬鹿なのか?合コンに行くことは馬鹿なのか?
ARuFaさんのブログで素麺を躍動的に食べるっていうのがあったけど、ああいうのを馬鹿なことだと思う。特に大事なことではないことを徹底的にやってみるとか。変化をかけてみるとか。
そしてなんで自分1人で風俗やストリップショーとかいかないのよ。危険だから?だったら行かなきゃいいのに。友達も出てきてややこしい。
<2について>
シモネタばっかりで疲れる。男性器とかコンドームとかバイブとか。そういう固有名詞が出てくるだけで疲れる。シモネタって扱うのがとても難しい。ただ露骨に表現すれば面白いものではないと思う。うまく例えたり、匂わすぐらいが一番おもしろい。この本はシモネタだけをまとめた本なので、読んでいて疲れる。シモネタ終わったらまたシモネタかよ!っていう。
<3について>
ブログから本への移行が上手くいってない。本というフィールドに入って来てしまっては、それまで丁寧にこの世界を作り上げてきた小説家の方々と肩を並べることになり、どうしてもそれと比べてしまう。長文はよほど緻密に文章を書かないと読者が飽きる。
ブログと本は違う性質を持っていると思う。ブログはリンクを貼れたり大きく写真を貼れたりする。しかし、本はそれが出来ない。ゆえに文章で勝負するしかない。そこに力がないと読者が飽きてしまう。
<まとめ>
今回逆の意味で参考になりました。ブログっていう世界から本に移動するってうまくいくことじゃないのですね。編集の力ってありますよね。
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