いつもより早く仕事が終わり、家路につく。
妻が作ってくれた、オムライスを美味しくいただく。好きなビールを飲む。
子供とお風呂に入る。
しかし、うまく眠れない。
いつもと違うリズムのせいなのか、この暑苦しい夜のせいなのか。そう。湿気が体にまとわりつくようだ。明日がきてしまうことが不安なのだろうか。
僕の眠気はどこかに行ってしまった。仕方ない。僕は無意識にこの文章を綴る。
いま、この脳みそが感じていることを表現する。あああ。僕は、再びそれを目の当たりにする。これは僕の体から出た言葉、不安、衝動。誰のためでもない、僕のための言葉。
僕はこれをいつか読み返すだろう。この日を思い出すだろう。この台風の日の夜を。
おやすみなさい、眠れない僕の体。おやすみなさい、荒ぶる僕の脳みそ。
明日は不安だ。明日は怖い。でも明日はやってくる。
眠れない。じめじめしている。台風はまだこない。
おやすみなさい、眠れない僕の体。おやすみなさい、荒ぶる僕の脳みそ。